奇跡のオナ禁効果を逆手に取り利用した悪魔のオナ禁者・後編(禁欲 286日目・一食 105日目)

以前の記事で私は「嘘をついても背徳感を感じないものがいる」と書いた事があります。

この「A」はまさにそれがぴったりの男でしたので「皆が皆全員ではない」というニュアンスの書き方だったのです。


自慰脱者(オナ禁者)・禁欲者は嘘がつけない(禁欲 241日目・一食 60日目)

 

はじめに

前編でも書きましたが私が上層部から「調査員」として指名され、それから1年間は非常に大変な思いでした。

通常の仕事とこの横領の調査と2重となり、休日も会社に出て証拠調べをした記憶もあります。

発覚当初は「女房と一緒にガソリン横領なんてショボいやつだな」と思っていましたが蓋を開けると・・・、それはそれはとんでもなかった状況でした。


奇跡のオナ禁効果を逆手に取り利用した悪魔のオナ禁者・前編(禁欲 284日目・一食 103日目)

 

ガソリン横領

このガソリン横領は発覚2年ほど前からやりはじめ、最初はAの自家用車だけでした。

ガソリンカードは基本どこの給油所でも入れられるので、会社からカードを借り営業車のほか、近くに止めてあった自家用車に給油し始めたようでした。

そのうちに味をしめ給油の際に自分の妻を呼び、妻の車にも行っていったようでした。

ガソリン横領発覚当初は「妻の車に入れていた」とだけ話していたので、Aは退職願いと弁償すると言い「妻まで会社に引き連れて」謝罪しました。

この妻とはしばらくして離婚させられるのですが、自分の妻まで連れてきて謝罪させ「その場を収めよう」としたAのやり口は「非常に男らしくないな」と私は思いました。

ただこのガソリン横領だけでも2年間でしたので50万円近くは損害が出たと記憶しています。

 

カラ出張

このガソリン横領の明細を細かく調べていくうちに「あれ!?この日はAは出張に出ていたはずなのに・・・」と気づきました。

気づいた時には私はサーッと顔面蒼白なりました、「本当にニュースになるようなカラ出張が目の前で起こっているなんて」といった具合です。

ガソリン明細とAの出張記録を照らし合わせると出るわ出るわと「芋づる式とはこういう事なんだな」と、私も少し感覚が麻痺して笑いが出てしまいした。

もちろん私は上層部にその件を中間報告をしました。上層部も今までAを厚く信頼していた分、唖然と怒りが同時に出てきたようでした。

上層部もここまでくると自分たちでも手におえず、「もうこれは警察にいくしかない」と判断しました。

私もやっと「これでお役御免かな」と思っていたのですが、翌日には「証拠揃えて警察に行ってきて」と言われてしまい、この上層部の一言により長い長い「警察との1年間の証拠調べ調査員」となってしまいました。

 

経費横領

警察に行き事情を話した結果、「横領、または詐欺の証拠調べは逮捕までに時間がかかる」と言われました。

傷害のように見つけた時点でパッと逮捕にならないのが、当時は非常に悔しかった記憶があります。

そして「出張に関するすべての資料・領収書など集めてください」と言われ、それからがまた仕事終わったあとの照らし合わせと非常に大変でもありました。

ただ解ってきたことは、「意味不明の領収書」「インターネットからコピーしたような良く分からない領収書」などがあり、Aはカラ出張だけではなく、それに付随する「経費までも横領していた」という事が見えてきました。

後にAが警察に白状したのは「意味不明の領収書」はその辺で拾ってきたもの、「コピーしたもの」は飛行機をインターネット予約し、その領収書をコピー後にキャンセルしてしまうという感じのようでした。

そのようなものがボロボロと出てくるので「良くこんなに悪知恵が働くもんだ」と調べながら頭にはきますが、半ば感心もしてしまいました。

 

Aの信者であった2人の女性

ガソリン横領発覚時点でAは逃げるように辞めていったのですが、その後のカラ出張・経費横領の話まですべてをAは把握していました。

それは前編にも書いた「Aの信者でもあった2人の女性」が逐一報告をいれていたのです。

2人の女性に対し「ここまで警察沙汰になってるのに、よくやるもんだ」と思いましたが、Aと何かしらの関係があったかどうかは今となっては分かりません、読者の方の想像におまかせします。

ちなみにこのうちの一人は「経理部門」にいたので、このような杜撰な領収書も素通ししていたようです。

どちらにしろAの信者であったこの2人の女性はこの後、周りからの目に耐えられなかったのか会社を去っていきました。

 

1年後ようやく逮捕

Aの本格的な取り調べが始まり、ようやく1年後に「逮捕」となりました。

長い1年でしたがAはその逮捕されるまでの間は「ライバル会社」に再就職し、どこ吹く風のような感じで商圏を荒らしまわりました。

ライバル会社の役員にも「犯罪なんてしていない」と嘘を言っていたようでしたが、逮捕後はガラリと彼の顧客の見方も一変し「業界内の大きな話題」になるほどでした。

しかしAもやはり頭が回っていたので裁判までに供託金を積み「執行猶予」をつかみ取りました。

前科はつけることは出来ましたが、私としてはなんとも腑に落ちない幕引きとなってしまいました。

 

その後もまた・・・

その後はそのライバル会社の役員の温情もあり、引き続き雇用させてもらっていました。しかしそれから2年後・・・

Aはまたその会社で今度は「窃盗」を行い逮捕されました。

結局、「犯罪に手を染めてしまう人間は性懲りもなく、またやってしまうものなのだな」と感じた瞬間でした。

もちろん1回目の逮捕同様、2回目も小さくですが「新聞」にも載りました。

ライバル会社でしたがその後、当時調査した私の方にも話を聞きにこられ「絶対窃盗だけではない」と私は助言をしました。

予想通り、やはり窃盗だけではなく「架空伝票をつかった横領」もまたやっていました。

 

まとめ・こんな事にも炸裂する禁欲効果

執行猶予中の犯罪でしたので「今回は間違いなく刑務所だろ」と誰もが考えていたのですが、さすがはオナ禁者ですね「ダブル執行猶予」という世にも珍しい判決を手に入れて刑務所行きは逃れました。

やはりオナ禁者・禁欲者は「運がいい」のですね。


奇跡の禁欲効果の一つ・運が良くなる(禁欲230日目・一食49日目)

しかしもう2回目の犯罪・逮捕なので私たちのこの業界にはいられず、Aの妻の親からも「危険」と判断され離婚させられ、Aはどこかに消えてしまいました。

もう地元で噂すら聞く事は出来ません。

そして私はしばらくして単身赴任へと遠く旅立ちました。あれから5年以上、「A」はどこで何をしているのでしょうか・・・



職場がヤバい! 不正に走る普通の人たち

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